思春期とハンディー

  • 2006.12.21 Thursday
  • 15:28
私たちは日々思春期のお子さんをお預かりしているわけですが、私は事あるごとに、自分の思春期のことを思い出します。
十人十色、皆さんそれぞれ色々な思春期を過ごされたと思いますが、共通して言えることは『自意識過剰期』だと言うことではないでしょうか?
体と心の成長とともに、自我が芽生え、家庭の中での自分、学校での自分、先生との関係、友達との関係・・・・・・
たくさんの自分と心の中で葛藤する時期が思春期だと言えると思います。

私が小学生の頃のこと、我が家ではめったにしない外食に出かけた日のことです。 家族で近くの中華料理屋さんに行って意気揚々とその店に入ったら、机の上に椅子が伏せられ、店の中は薄暗かったのです。
お店がお休みだっただけなのですが、その時、がっかりしたと同時に何故か、凄く恥ずかしかった事を鮮明に覚えています。
意気消沈して帰る途中、知人に会った父親が「食べに行こうと思ったら、店、休みやってん」と話すのを聞いて(なんで、この人はこんな恥ずかしいことを人に話してるんやろう。)と父親を軽蔑さえしました。
今では、そんなありがちで些細な事が、何故あんなに恥ずかしかったのか不思議でたまりません。

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